卓球イップスのケア

こんにちは(^O^)

今日は『スポーツイップス』で来院されたクライアントさんの症例です。

皆さんは、『スポーツイップス』はご存知ですか？

イップスと聞くと、中には精神的に弱いと言われる指導者・コーチの方もお見えになりますが、当院では、症状として捉えています。

多くの場合は、過去の失敗や、失敗した時の感情を脳が学習し、そのことが脳・神経系に誤作動のスイッチになり、イップスの症状としてあらわれます。

このクライアントさんの症状は、「フォア打ち」が上手くできないです。

１ヶ月前より気になるようになり、試合・練習などは関係なく、出るそうです。

また大きいスイングよりも、小さいスイングで気になるようです。

まずは、肉体面のケア・チェックをしましたが、本人も自覚されていない症状がありました。

右の太ももの筋力が低下していたり、
首の動きが制限されていたり、
腰の回す動作が上手くいっていなかったり、
平衡バランスが崩れていたり、しました。

これでは、身体のバランスが悪く、高いパフォーマンスを発揮できないです。

★肉体面（ハード面）のケア

筋肉除圧テクニック（筋肉緩和操作）

緊張した筋肉・全身のバランス調整を目的に行います。

手を用いて筋肉を軽く刺激し、筋肉の不正な痛みを確認します。その後、手を数十秒添えることにより、筋肉の緊張やコリが瞬間にて解消していきます。

全身にある約6００個の筋肉、それらをつなぐ筋膜、約２００個の骨とそれから成る関節、関節の動きを制限する靭帯、全身を包みバランスのセンサーともなる皮膚、これらの組織をエネルギー（氣）を利用したＳＣＩＴ(サイト)マッサージで本来の状態に戻していきます。

純金杖療法（刺さない鍼）

脳の緊張解放を目的に行います。

イップスや書痙の方はストレスを受けながらプレイしたり、字を書いたり、発声したりしており、それにより脳が緊張状態になり、脳内に過剰なエネルギーが発生します。

過剰なエネルギーはフリーラジカル状態を招く元となり、原子の組成を狂わし、結果的に細胞バランスが崩れ、人体に悪影響を与えます。

その緊張状態を解放するために、頭部（前頭部・側頭部・後頭骨）を中心に純金杖を施すことで、脳内の神経細胞が正常化・活性化され、ストレスが軽減し、リラックス脳へ切り替わります。

理論的には、純金そのもにある科学的な性質（金属の材質）が＋－電位の調整能力に優れており、変化が現れます。

肉体面のケアを終えると、筋力が正常に働くようになり、バランスも改善されました。

メンタル（ソフト面）のケア

ここからは通常の治療院ではできないケアです。

記憶解放テクニック

クライアント様の中で問題となっているプレーの場面、感情、悩みなどを一つ一つ、脳(記憶)から解放(無害化)していきます。

ストレス・悩み・問題の具体的な内容をお話ししてもらう必要はなく、それらをクライアント様ご自身の頭の中に思い浮かべてもらい、数回深呼吸をしてリラックスしていただくだけです。

（カウンセリングのような心理療法とは異なります。）

施術前後で、問題となっている記憶を思い出した時のＳＵＤ（不快指数）をお聞きします。
※ＳＵＤ：10が最も嫌な感じ、1が最低位です。

１０→５に変化したり、１０→２に変化したり、と様々です。
状況に応じて繰り返し行っていきます。

数値が減ると同時に、問題を思い出した時の感じ方に変化が現れ、

ほんわかしている、

どうでもよくなった、

ポジティブな印象になった

など、確実に変化が現れます。