腰痛治療は腰の駅
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
ながはま治療院
院長 永濵 克幸です。
1月も10日が過ぎ、年末年始のせわしさが
落ち着いてきたころではないでしょうか?
また、野球選手ですと、
キャンプに入る前の自主トレに励んでいる時期かもしれませんね。
さて、当院では12月中旬くらいから現在まで
ギックリ腰や慢性腰痛まで腰痛の患者さんが急増しています。
これは、
「腰の駅」の看板を掲げているのもあるかもしれませんし、
既存の患者さんからのご紹介もあります。
この場を借り、感謝申し上げます!!
続いて、
腰痛と言えども、十人十色です。
そこで、
4つの腰痛パターンを紹介し、背景にあるものをシェアします。
他の症状で苦しんでいらっしゃる方にも
何か参考になりましたら幸いです。
ぜひ、最後までお読みくださいませ!
腰痛の原因は思考(マインド)の圧迫
![](https://yips.nagoya/wp-content/uploads/2024/01/マインドの圧迫.png)
3ヶ月くらい腰痛に悩んでいる患者さん。
施術前に気になる部位(痛む部位)を聞いても
ピンポイントではなく、腰のあたりと、どこか曖昧な感じ。
では、動体検査をしてみて(動かしてみて)、
何か変化を感じるかと試してみたところ、
ここでも曖昧な感じ。
![](https://yips.nagoya/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-2.png)
このことから、身体に意識を向けるのが得意ではないのかもと推測します。
それと同時に、普段から身体の感覚を無視して何かに没頭したり、身体の状態よりも何かを優先しているのかもしれません。
そして、身体を拝見すると、
背骨の左右を走る脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)群が
首から腰までガチガチに張っていました。
これは明らかに、交感神経の緊張による反応です。
じゃあ、次に考えるのは、
何がそこまで交感神経を緊張させているかです。
これについて、
身体の緊張をゆるめながら、
何気なくお話を聞いていくと
ぽろっと患者さんが本音を話してくれたりします。
この方は、
「子供や家族のために私がやらないといけない」
という信念が出てきました。
そして、
この○○しないといけないという信念が、
マインドの圧迫(執着)
↓
交感神経を緊張
↓
筋肉の緊張
↓
腰の痛み
と繋がっていたのです。
つまり、
「子供や家族のために私がやらないといけない」
のマインド(思考)をもう少しゆるめなさいよというサインです。
そのために、わざわざ腰の痛みを出し、
訴えていたのです。
内臓疲労からの痛み
![](https://yips.nagoya/wp-content/uploads/2024/01/内臓疲労.png)
慢性的に腰痛を抱えている患者さん。
お話を伺うと、毎日、仕事で疲労困憊。
それに加え、上司と部下の板挟みで精神的ストレスも多い。
そのストレスを解消するために、
毎晩、アルコールをたくさん飲んでいるとのことでした。
続いて、身体を拝見すると
肝臓の後ろの筋肉(右の背中)
腎臓の後ろの筋肉(腰方形筋)
お腹の筋肉
がガチガチに張っています。
これは、
内臓体表反射からくる筋肉の緊張。
つまり、内臓疲労です。
もちろん、
施術を受ければ、緊張がゆるむので数日は楽になります。
でも、
患者さんが同じような習慣で生活していたら
また同じ腰痛の繰り返しです。
では、どうしたら慢性腰痛から解放されるのでしょうか?
![](https://yips.nagoya/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-2.png)
それは、刺激の快楽(アルコール)で苦痛(疲労やストレス)をごまかすのではなく、そこに向き合い、どう変えていけるかが最初の一歩です。
具体的に言うと、
疲労困憊になってしまうのは何が問題なのか?
そして、
どのようなことに対し、ストレスを感じているのか明確化することです。
さらに、
アルコールを否定する訳ではないですが、
現状、毎日アルコールを取り続けるのは
火に油を注いでいる状態なので、
それよりも、もっと建設的(安心安全)にご自身を癒す方法を見つけることです。
つまり、
歯を食いしばって頑張り過ぎたり、
無理矢理に我慢をしたりせずに、
日常から平穏で安全・安心する状態を作ることではないでしょうか。
違う部位からの波及による痛み
![](https://yips.nagoya/wp-content/uploads/2024/01/骨格バランス.png)
軽度のギックリ腰でご来院された患者さん。
腰が痛くなったのは、数日前からですが、
その1ヶ月以上前から
膝が痛くなったり、股関節が痛くなったりを
繰り返していたとのこと。
その時は、
薬局で湿布を買って対処したり、
YouTubeでストレッチ動画を見て対処されていたようです。
ここで大切なのは、
人は痛みが発生すると、
多くの場合、どこか違う部位でかばいます(代償します)。
そして、それが続くと、
次はかばっていた(代償していた)部位が痛み、
また違う部位がかばいます(代償します)。
さらに続くと、
全体的な身体バランスが崩れ、
大きな痛みが起きやすくなります。
おそらく、
それが今回のギックリ腰になったのではと思います。
では、どうしたら
今後、ギックリ腰が起きにくくなるのでしょうか?
それは、痛みに変わる前の
違和感や重いと感じている時に対処することです。
![](https://yips.nagoya/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-2.png)
痛みがなくなった=完治ではありません。
筋肉のコリ、身体バランスを正常化することが、コンディションの良い身体です。
だからこそ、2~4週に1回のメンテナンスをし、良い状態を維持することをお勧めしています。
予防治療に勝る治療はありません!
栄養素不足からくる痛み
![](https://yips.nagoya/wp-content/uploads/2024/01/栄養素不足.png)
何度もぶり返す腰痛に悩んでいる患者さん。
その他にも睡眠障害、便秘、体のだるさも抱えていらっしゃいます。
これを聞いて、
すぐに思い浮かぶのは自律神経の乱れ。
このような場合の多くは、
生活習慣に答えがあります。
実際にお話を伺っていくと、
朝食は食べたり食べなかったりで、
昼食はお茶漬けや麵類、サンドイッチなどの簡単なもので、
夕食は家族としっかり食べられるとのこと。
そして、
甘い物やお菓子の間食が多く、
水分もあまり取られていません。
こういった習慣が続くと、
「低血糖」が頻発し、
身体の不調だけでなく、
やる気が出ない、だるい、重い、疲れやすいなどの
神経・精神症状も出てきます。
また、身体を拝見していくと、
要所要所、筋肉のコリはあるものの
どちらかと言うと、
全体的に張りが少なく感じます。
これらのことから、
考えられるのは「栄養素の不足」です。
![](https://yips.nagoya/wp-content/uploads/2024/02/名称未設定のデザイン-2.png)
つまり、食事の内容、水分の取り方、間食の方法を変え、継続していくことで改善へ向かいます。
さて、いかがでしたでしょうか?
最終的に私たちが伝えたいことは
症状は結果だということです。
症状の原因の多くは、
患者さんの生活の中にあり、
施術で身体を軽くしながら、
原因となっている事象を変えていくことで完治へ向かいます。
逆に言うと、
今まで同じことをしていては
同じ不調を繰り返す可能性が高いということでもあります。
だからと言って、
変わらないことが悪いわけではないし、
変えることが良いとも言えません。
全ては患者さんの人生なので、
患者さんにとっての選択が正解なのです。
今後も、私たちは
患者さんが自信を持って最善の選択ができるよう
施術やアドバイスを通して、
精一杯サポートしていきます。
LINEからのご相談は24時間受け付けております。
どんな些細なことでも結構ですので、お気軽にお問い合わせください。
コメント