体・心・栄養への根本治療

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イップスが良くなるために最低限必要なこと

イップスは着実に良くなる

皆さん、こんにちは。

ながはま治療院
院長 永濵 克幸です。

今日はイップスについての内容です。

前回のブログも読んでおくと、より理解が深まります。

読まれていない方は ↓ ↓

前回に引き続き、書いている理由は、
イップスにお悩みの方が、同じところでつまずいているので、少しでも参考になればと思ったからです。
(特に一般の方で、プロ選手や実業団選手は該当しないかもしれません)

多くの場合、
イップスになると、たくさん練習したり、フォーム改善へ取り掛かかります。

もちろん、
このアプローチで良くなる方もいらっしゃいますが、
私たちの10年の経験を踏まえても
改善率はかなり低いと思います。

何故なら、
パフォーマンス発揮に技術は関わっていても
イップス改善に技術は関わっていないからです。

※当院にプロ選手や実業団選手がご来院される経験からも、口が裂けても技術がない、メンタルが弱いとは言えません!

それに加え、
私たちの治療院では、一切「技術」について助言はしません。

むしろ、聞かれても分かりません( ;∀;)

それにも関わらず、
野球、ソフトボール、テニス、卓球、ゴルフ、ダーツ、弓道、体操、フィギュアスケートなど多競技のイップスが改善しています。

それはどうしてでしょうか、、、?

私たちの手法や理論が全て正しいとも思っていませんが、
イップスの治療に10年以上携わり、約1,000人の方々と向き合ってきました。

その経験から言えるのは、
だいたい(7~9割)のイップスは確実に良くなるということです。

そして、1回の施術では100%の完治はできません。
これだけは断言できます。

しかしながら、
施術や患者さん自身でセルフケアやワークを積み重ねることで、イップスを改善し、「思い切ってプレイできた」「大会で優勝した」「メンバーに選出された」「賞を受賞した」という報告をたくさん頂いています。

改善までの期間としては、
早い方で1ヶ月、だいたいの方は2~3ヶ月です。

長期間慢性化している場合は、半年以上の時間を要する方もいらっしゃいます(これにも理由があります)。

施術間隔としては、初めの1~2ヶ月は週に1回、2ヶ月以降は2週間に1回が多いです。
プラス、毎日のセルフケアや各種ワークを患者さん自身で取り組むのも必須です。

さて、ここから本題のイップスを治すために最低限必要なことをお伝えしていきます。

身体が乱れて整っていない

身体は全ての器(うつわ)で、その中にメンタルや思考があるという大前提があります。

私たちの経験上、一般の方は、イップスは一旦置いておいて、身体が乱れ整っていない方がほとんどです。

具体的にどのような状態かと言うと
✓睡眠の問題を抱えている
✓便秘、下痢など排便異常がある
✓痛みなどの他の不調を抱えている
✓薬を常用している
✓カフェインやエナジードリンクの飲みすぎ
✓アルコールを毎日飲んでいる
✓甘い物がやめられない
✓1日1食
など…

中には、
身体が興奮状態だったり、感度が落ち体性感覚が鈍っていることで、身体が乱れていることに気付けない人もいます。

では、何から変えれば良いかをお伝えします。

物凄く当たり前のことかもしれませんが、「食事・睡眠・思考」の3つを整えることです。

そして、当たり前が出来ていないという事実としっかり向き合うことです。

自分の都合の良い解釈をし、自分のやりたいことだけやっていると、おそらく今までと同じ繰り返しになる可能性が高いです。

もし、あなたが本気でイップスを良くしたいと思っているなら、最初は「食事・睡眠・思考」を整えることから始めてみてください。

実際に当院に来院された患者さんにも、必ずお伝えしている部分でもあります。

食事・睡眠・思考の整え方

【食事】

私たち人間の身体は、食べた物、飲んだ物が栄養となり、それで出来ています。

つまり、何を取り入れるかで身体の状態は大きく変わります(メンタルも変わります)。

結論を先に申し上げると、
朝・昼・晩と3食をバランス良く食べる(和食中心がお勧めです)ことです。

付け加えて、ちゃんと食事の時間を確保し、ゆっくり噛んで味わってください。

そして、甘い物、カフェイン、アルコールは極力控え、嗜好品程度にされてください。

本当にシンプルにこれだけです!

この当たり前を続けると、身体機能もメンタルも安定してきます。

また、当院では食事内容のヒヤリングをするのですが、
朝は食べない、又はプロテインだけ、ヨーグルトだけ、コーヒーだけ、パン1枚という方もいます。

そして、昼はラーメン、うどん、丼物、おにぎりだけなどの糖質過多、
昼食後に眠気覚ましのコーヒーに、3時に甘い物を食べる。

そして、夜はドカ食い、アルコール(スイーツ)がストレスの解消。

こんな状態が続けば、身体機能に異常をきたし、メンタルも不安定になり、イップスが起きるのも納得です。
おそらく、他の不調も抱えると思います。

少し専門的なことをお話すると、
カフェイン、アルコール、砂糖の取り過ぎは、自律神経の乱れ、血糖値の乱高下を引き起こします。

さらに、タンパク質やミネラルなどの主要の栄養素が不足すると、身体が上手く機能しなくなります(筋肉の制御がうまくいかない、筋肉が固まる・つるなど多数)。

分かりやすい例で言うと、
いつもピリピリしたり、イライラしたり、攻撃的な方、
あるいは、
情緒不安定でメンタルの浮き沈みが激しい方が
周りに一人はいらっしゃるのではないでしょうか?

もしくは、あなたがこんな状態かもしれませんね。

実は、これらの大きな要素に栄養の問題が関わっています。

より専門的な内容は、受診してくださった際にお伝えします。

【睡眠】

夜の12時までに寝ることを心がけましょう。

そして、就寝前に湯船に浸かり入浴をすることです。
(※シャワーだけはNGです)

入浴は水圧をかけることで、身体全身の血液循環が促進され、自然治癒力が高まります。

また、副交感神経へスイッチが切り替わり、リラックスへ導かれます。

余裕がある方は、寝る1時間前にはスマホやPC、タブレットの光刺激を控えておくと、より睡眠の質が高まることでしょう。

【思考】

我慢する、耐えるという考えや行動、ハードスケジュールを控えることです。

一般の方の中には、夜勤明けにそのまま練習、ハードな仕事後に練習をしている方もいます。

おそらく、不安を解消したいために追い込んでしまうと思いますが、イップスを治すことを考えると、お勧めしません。

「7割で良し」の精神で、休養もしっかり取ることです。

そして、余裕がある方は、ご自身の中(特にイップスが出る競技や種目)に、
~してはいけない
~するべきだ
~にはなってはいけない
という考えが、どれだけあるかを紙に書き出してみましょう。

だいたいのイップスには、ご自身の背景にある「ねばべき思考」が要因になっていることが大半です。

それを客観的に知ることだけでも価値があります。

また、自律神経を穏やかにする意味合いで、安心・安全の時間を毎日作ることです。

そもそもご自身がどんな時に安心・安全を感じるかを知らない方もいます。

そういう方は、どういう時に自分が安心したり、安全を感じるかを探してみる所から始めてください。

そして、その時間を堪能されてください。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

すごい当たり前のことだったかもしれませんが、その当たり前が整っていないは方が多くいます。

そして、これは私たちの考えでは、イップスを良くするための最低条件だと考えています。

過去10年の経験を踏まえても「食事・睡眠・思考」を整えるだけで、身体機能は変わります。

その結果、イップスの状態が軽くなったり、メンタルが安定したり、思考が変わったりする方は沢山見てきました。

最後に、あえて厳しい言葉を残します。

どんなに最高の治療に出会っても治すのは、あなたの自然治癒力です。

あなた自身の習慣が変わらないと、変化が出にくい、あるいは症状の良くなったり悪くなったりの繰り返しが起きます。

ただ少なくとも、習慣を一人で変えるのが難しい人もいます。

だから、世間にはスポーツジムや〇〇教室があると思うのです。

イップスにおいては、私たちも10年以上、その一端を担っています。

そして、餅は餅屋です。

全国でイップスにお困りの方、これをご覧のあなた、お気軽にLINEでご相談ください。

来院施術、オンライン相談ともに、あなたが望む未来に向け、精一杯サポートします。

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