体は食べたもので出来ている
皆さん、こんにちは。
ながはま治療院
院長 永濵 克幸です。
当院ではご来院された患者さんに食事指導(栄養指導)をすることもあります。
そして、今日はどうして、食事指導(栄養指導)が必要なのかをお伝えします。
それに加え、15年以上施術家をしていますが、食事が乱れていて、健康な人には会ったことはありません。
はじめに、私たち人間の体は、毎日食べたもの、飲んだもので出来ています。
不調を改善させるために、施術を集中的に続けると、症状は確実に良くなっていきます。
しかしながら、その患者さんの生活習慣や食生活が乱れていたら、悪い環境に戻ることになるので、私たちの経験上、ほとんどの場合に、ぶり返し症状が起きます。
患者さんがそうならない為にも、生活指導は必須なのです。
(やるかやらないかは患者さん次第ではありますが…)
また、これだけは覚えておいていただきたいのは、「施術で不摂生を上回ることはできません!」
つまり、不調は患者さんの生活の中から起きるということです。

続いて、食事の内容がどのように影響するかと言うと、それは血糖値の乱れ(乱高下)です。
血糖値が乱れると、どのような症状が起きるかは、以下の通りです。
あなたは何個、当てはまりますか?
【身体的な症状】
□ 朝起きるのが辛い、起床時に疲れている
□ 手足が冷える
□ 元気が出ない・だるい・しんどい
□ 目が霞む、目の奥が痛む
□ PMS(月経前症候群)が悪化している
□ 甘いものへの渇望が強すぎる
□ ため息、生あくびがよくでる
□ 便秘、胃腸が弱い
□ 立ちくらみやめまいが頻繁にある
□ 食後の眠気が異常
□ 性欲が減退した
□ 風邪や呼吸器の感染症に罹りやすい、罹ってもなかなか治らない
□ ぶつけた傷も治りにくい
□ 夕食後の午後6時以降から徐々に元気になる
□ 甘いものやしょっぱいもの(濃い味)が好き
□ 甘いものを食べた後、しんどくなる
□ 手が震える
□ 手汗がでる
□ 脇汗がとても出る時がある
【心理・精神・神経症状】
□ 小さなことにイライラする
□ 突然深く落ち込む
□ 突発的にカッとなる
□ 神経質、完璧主義になった
□ 判断をつけることが出来ない、苦手になった
□ 人生に意味を見出せない
□ 楽しいことが見つからない
□ 物忘れが酷い、記憶力が落ちたと感じる
□ うつっぽい
□ 怒りが爆発することがある
□ 急に泣きたくなる
□ 情緒が不安定である
□ 決断力がなくなった
□ 音がうるさすぎると感じる
□ 悪い夢を見る
□ 集中力が低下する
いかがでしたか?
3つ以上当てはまる方は、機能性低血糖(血糖値の乱高下)が疑いがあると言われています。
そして、その原因は、毎日の食べた物、飲んだ物で、飽食の病気とも例えられます。
注目していただきたいのが、身体面だけでなく、心理・精神面にも症状が現れるということです。
性格、考え方ではなく、血糖値の乱高下で症状が起きているだけなのです。
私たちの経験上、血糖値の乱高下のあった方が安定してくると、別人みたいになります。
今まで焦って、急いで不安ばかりだった人が、穏やかで落ち着いた人に変わっていきます。
このことからも食事の影響(血糖値の乱高下)は大きいと感じています。
低血糖を起こしていれば、自律神経は交感神経優位になる。
低血糖を起こしていれば、甘いものがやめにくい。
低血糖を起こしていれば、無駄に焦りがち。
低血糖を起こしていれば、物事の心配を過度にしがち。
低血糖を起こしていれば、怒るのを止められなかったりする。
まずは低血糖ケアから。
— 笹森 香納子|教育家【教育×栄養】 (@kanoko_sasamori) June 1, 2024

では、具体的にどのように食事指導しているのかという一例をのせます。
あくまでも一例であり、状態により個人差があることをご了承ください。
【食事への姿勢】
✓欠食はNG(特に朝食は絶対に抜かない)
✓早食いNG(ゆっくりよく噛んで)
✓ながら食べNG(スマホ見ながら、資料見ながら)
✓血糖値の上昇を緩やかにする為、野菜→肉や魚(たんぱく質)→炭水化物の順に食べる。
カッコよく言うと、食事への感謝です。
そして、人を良くすると書いて「食」になります。
改めて、そこへ思いを向けることが大切です。
【食事内容】
栄養の基本は食事で、日本人には和食が合っていて、バランスもとりやすいです。
そして、考え方はシンプルで、必要なものを食べ、不必要であったり、体の負担になるものは控えることです。
サプリメントを買うわけではありませんし、不必要なものを買わなくなるので、健康になる&節約になります。
◇朝食
お米、卵、納豆、味噌汁(スープ)など
【注意】一番NGなのが、時間がない、面倒という理由で、プロテインだけ、シリアルだけ、バナナだけ、コーヒーだけ、食べないことです!
本気で不調を改善したい方は、一時的にパン(小麦)も控えるのが、最善です。
◇昼食
炭水化物(お米)、タンパク質(肉、魚、卵)、スープ類(ミネラル)、野菜を食べましょう。
【注意】パスタ、うどん、ラーメンという糖質過多・低栄養のものは控え、食後のデザートNGです。
◇夕食
炭水化物(お米)、タンパク質(肉、魚、卵)、スープ類(ミネラル)、野菜を食べましょう。
【注意】パスタ、うどん、ラーメンという糖質過多・低栄養のものは控え、食後のデザートNGです。
◇おやつ等について
甘いもの、お菓子はあくまでも嗜好品で、時々食べるものです。
食べないといられないという人もいますが、とても危険です。
その時点で依存していることになり、甘い物への渇望が強すぎること自体が、機能性低血糖の症状なのです⚠
◇補食について
血糖値を安定させるために、朝食と昼食の間に1回、昼食と夕食の間に1~2回、補食を取ります。
内容も大切で、干し芋、栗、ゆで卵、おにぎりを2~3口食べ、お腹一杯は食べないことです。
◇カフェイン、アルコールについて
カフェイン(コーヒー、エナジードリンク)、アルコールは交感神経刺激で、無理矢理に体を興奮させる作用があり、血糖値の乱高下を招きます。
尚且つ、内臓への負担も大きいです。
不調が解決するまで、控えるのがお勧めです。
控えることで、今まで気づけなかったこと、感じれなかったことを多く実感できます。
※せいぜい1日コーヒー1杯が限度です。カフェインレスコーヒーという選択肢もあります。
【補足事項】
実は、食事以外にも血糖値に影響を及ぼすものもあります。
それらをご紹介します。
◇睡眠
寝すぎ(空腹が長い)
寝不足(コルチゾール消耗)
◇ストレス
考え事・嫌なこと・不快感(脳エネルギー消費)
緊張・イライラ・焦り(交感神経)
◇コルチゾール消耗
肩こり・腰痛・筋肉痛
アレルギー反応(鼻炎・湿疹)
◇環境
気圧の変動(自律神経の負担)
暑さ(発汗)・寒さ(震え)
◇行動
イベント(外出・いつもと違う行事)
多忙(脳のマルチタスク)
動かなすぎ(インスリン抵抗性)
さて、いかがでしたでしょうか?
今日の内容は、健康、栄養学という知識に基づくもので、あくまでも、不調を抱えている人、慢性症状を抱えている人を対象にしたものです。
そして、実践し続けると、あなたの自然治癒力が高まり、不調の改善の手助けになります。
実践するかしないかは、あなた次第ですが、ご自身が何を目指し、何を得たいのかを今一度お考えの上、最善の選択をしていただければ幸いです。
少なくとも、不調を解決するまでの期間は実践してみることを強くお勧めします。

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